同一性障害者の性別の取扱いの特例に関する法律の3条1項5号規定に関する広島高等裁判所の決定について

男性から女性へ性別の続柄を変更するための5要件目である外見要件、手術要件とも言われていた書類上の性別表記を変更する要件のひとつであった訳だけど。これが違憲と判断された事に、当事者としてとても残念に思います。

女性の安心安全が担保されてたから、また、私たちも手術を受けていたから、女性たちも不承不承ではあるモノの、女性という括りに入れて頂いていた。そう受け止めてきましたが。。。今後は、男性器を持ち、男性機能を有する法的女性(或いはみなし女性)が、生来女性と同等の権利・法益を得る事となるのです。

女性とは何か?

男性とは何か?

そうした概念が崩壊した今、生来女性はどうあるべきなのか?今後、どの様に生来女性の権利法益を守っていくべきなのか?

私は生来女性と仲たがいの様な或いは、お互いを否定する様な事はしたくありません。それは私たち全体に対するイメージの悪化に繋がり、私たちの希望が失われかねません。

司法が判断したのだから、私たちはどうする事も出来ません。悔しい限りです。

GID特例法改正案

第213回国会(常会)は、2024年6月23日に終了いたしました。

提出回次番号議案件名審議状況経過情報本文情報
21323性同一性障害者の性別の取扱いの特例に関する法律の一部を改正する法律案衆議院で閉会中審査経過本文

野党(立憲民主党)案は、性別適合手術を受け審判によって変わったものとみなされた女性の権利法益の引き下げを予定している様です。

どの様なカタチになるかというと、概ね女性エリアへの立ち入りを禁止する方向性になると言う事です。が、全体像は未だ未知数と言う事でした。

既にGID特例法は、MtFとFtMの扱いが変わっています。人権を盾に法の下の平等に反する形で、FtMは5号要件を反故にしたままとなってます。

公明党のある特定の議員さんは、故山本 蘭氏と信頼関係がある様で、強固に偏った法改正はしないと思う所ですが、その詳細はわかりません。

自民党の女性を守る議連では、身体的特徴を以て男女分けをする事を議員立法で立法化する事を報道機関を通じて公開しました。

今、自民党は諸問題を抱えており、政権がグラついている様に感じます。そんな中、公明党さんがしっかりと支えて欲しいと強く祈念します。そして政権の維持を堅持して頂き、この問題にどうか終止符を打って欲しいと思います。

『性別適合手術を希望して受け戸籍の続柄を変更した当事者がカミングアウトをしなくても生きやすい社会を求める会(仮)』代表より